中古物件のチェックポイントとは？

• 築年数：耐震基準（1981年（昭和56年）以降の新耐震基準か）

　　　　　日本の耐震基準は1981年に改正され、旧耐震の物件は新耐震基準にリフォームにされていますが現在も旧耐震基準のままの物件も多くあります。

　　　　　自分が購入したい物件の築年数がいつなのか、旧耐震基準であればリフォームはされているのか、いつしたのかをよく確認しましょう。

• 構造：木造、鉄骨造、RC造（鉄筋コンクリート）など

　　　　木造のメリット

　　　　　・木の風合いや質感を見せることで温かく柔らかな印象を演出できる

　　　　　・間取りの自由度が高い

　　　　　・リフォームでは工期が短く済む

　　　　　・コストが安い

　　　　　・建物の断熱性が高いため、冬場の暖房費用を抑えることが可能

　　　　木造のデメリット

　　　　　・虫害に遭いやすい

　　　　　・耐震性・耐火性に乏しい

　　　　　・維持管理に手間がかかる

　　　　鉄骨造のメリット

　　　　　・メンテンナンスが容易で耐久性が高い

　　　　　・リノべーションがしやすい

　　　　　・耐震性・耐火性に優れている

　　　　　・火災保険が安い

　　　　　・シロアリなどの被害が少ない

　　　　鉄骨造のデメリット

　　　　　・断熱性や防音性が低い

　　　　　・通気性が低い

　　　　　・リフォームが難しい場合がある

　　　　　・熱の伝導率が高いので、夏は熱く、冬は寒くなりがち

　　　　　・一年通して冷暖房を使用する機会が多く、電気代が高くなる可能性がある

　　　　鉄筋コンクリート造のメリット

　　　　　・地震に強い

　　　　　・耐久性に優れている

　　　　　・防音性が高い

　　　　　・耐火性能が高い

　　　　　・メンテンナンスが比較的少ない

　　　　鉄筋コンクリート造のデメリット

　　　　　・コストが高い

　　　　　・熱伝導率が高く、保温性に劣るため室温管理が難しい

　　　　　・通気性が悪い

　　　　　・結露やカビが発生しやすい

• 耐震診断：実施済みか、実施済みの場合いつ実施したのかなども確認しましょう。

　　　　　　また、補強の必要性があるのかも併せて確認するといいですね。

• リフォーム歴：どの箇所をどのようにリフォームしたのか、いつリフォームしたのかなど細かく確認しましょう。

• 外壁・屋根：ひび割れ、サビ、雨漏り跡はないか。屋根裏の点検口がある場合、ライドなどを使って実際に見てみたりしましょう。

• 基礎・床下：ひび、沈下、シロアリ被害の有無

• 水回り（キッチン・風呂・トイレ）：配管の劣化、カビ、排水の流れ。駐車場などに汚水蓋がありますので外にも回って見てみましょう。

• 壁・天井・床：カビ、シミ、剥がれ、傾き

• 電気・ガス設備：老朽化や交換の必要性がないか

• 地盤・ハザードマップ：地震や水害リスクの確認

• 用途地域：将来の周辺開発の可能性はあるのかなど。

例えば眺望を気に入って購入したものの、開発で目の前にビルが建ち眺望が損なわれたりすることもあります。

購入する前によく確認しましょう。

• 隣地との距離・境界線：トラブルになりやすいポイントなので必ず確認するようにしましょう。

• 交通・生活環境：駅・スーパー・病院・学校の距離など。

購入時には必要としていない駅などもお子さんが大きくなって通学で使う可能性などもあります。

将来を見据えて考えると良いです。

•権利関係：所有権か借地権か、登記情報の確認

• 建築基準法違反の有無：増改築が適法か

• 再建築不可物件か：将来建て替えできるか

• 管理費・修繕積立金（マンションの場合）：未払いはないか

• リフォーム・修繕費用：購入後にどれくらいかかるか

• 固定資産税・都市計画税：年間のランニングコストはどのくらいなのかも予め確認しておくことが重要です。

• 住宅ローンの借入条件：中古物件でも融資可能か